質量も運動量も太陽に集中している(2012年、日本)
天文学(太陽系形成論)では、
<span style="color:blue; font-size:12pt">惑星に公転の角運動量が集中しているという学説</span>が信じられ、
巨大惑星(木星など)が特別な存在と見なされてきた。
しかし、質量も運動量も太陽に集中しているという真実が明らかになった。
太陽が主役であると言う当然の結論をやっと手にすることができた。
巨大惑星は特別な存在ではない(2012年、日本)(世界初!!)
Giant Planets are not Special
従来、公転角運動量をmRVと考えていたこと、つまり、惑星の平均公転半径Rを使用していたことが巨大惑星(木星〜海王星)を特別な存在と勘違いしてしまった原因です。
惑星の線運動量がmrVであることが分かったことで、
巨大惑星が特別な存在ではないことが科学的に明らかになった。
ただし、巨大惑星の全運動量の構成は、その他の惑星とは<span style="color:red; font-size:12pt">明らかに異なる</span>。そう言う点では、科学的に言って、巨大惑星は特別な存在である。
惑星の全運動量がやっと明らかになった (2012年、日本)(世界初!!)
線運動量mrVという正しい値を加えた全運動量は(グラフを参照)、
質量、線慣性の変化とほぼ同じ傾向にあることが明らかになった。
これは、当然と言えば当然です。
従来のように、線運動量がmVであると言う間違った考え方では、
全運動量は角運動量とほぼ同じ値になってしまう。
線運動量mVは角運動量に比べて無に等しいレベルだからです。
今まで、惑星の全運動量というものを誰も正しく評価していなかった。
公転の角運動量が太陽の角運動量よりはるかに大きいという<span style="color:blue; font-size:12pt">非科学的な学説</span>が信じられてきた。
ガリレオが木星を発見した1610年から400年以上経って初めて、惑星の全運動量が明らかになった。
太陽系の全運動量の太陽集中(2012年、日本)(世界初!!)
The Sun has almost all of Total Momentum of the Solar System
従来、惑星の公転角運動量が太陽系の全角運動量の98%を占める(角運動量の惑星集中)という間違った説(公転角運動量説)が信じられてきた。
しかし、実際には、太陽を除く全運動量は(グラフと表を参照)、
太陽系の全運動量のわずか0.3%に過ぎない。
太陽系全体の全運動量の99.7%は太陽が担っている。
これは、分かってしまえば、実に、もっともらしい。
太陽系は、その名前が示すとおり太陽が主役であるということを明確に示している。
0.3%のほとんどは、巨大惑星の代表、木星が占めているが、
太陽には遠く及ばない。
巨大惑星は、運動量の大きさと言う点でも、チリのような存在に過ぎない。
これは、木星の平均軌道速度13km/sが地球の30km/sよりも小さいことを見れば、容易に想像がつく。地球の半分足らずの速度でしか動いていないのに、太陽から遠いという理由だけで、太陽の角運動量をはるかに越える桁外れな運動量を持つなどということはあり得ない。
地球と同程度の質量と大きさを持つ天王星でさえ、平均軌道速度は7km/s足らずでしかない。地球の4分の1しかない。
結局、太陽の回りを回っていると考えるから、おかしな考え方が出てしまう。
並進速度13km/sで木星が直進していると見なすのが正しい考え方です。
- 約13km/sで並進する線運動量(Linear Momentum)
- 約10時間で自転する角運動量(Angular Momentum)
その合計が木星の全運動量です。
このように、「太陽の角運動量のほとんどが巨大惑星に移ったお陰で太陽は収縮できた」とする最新の天文学の根底が覆ったことになる。
太陽系の天文学の再構築が遅かれ早かれ議論されることになるでしょう。
結局、
- 太陽系の質量の太陽集中(99.8%)
- 太陽系の全運動量の太陽集中(99.7%)
いずれも太陽に集中しているという当然と言えば当然の結果が得られた。
厳密な角質量係数を用いたとしても同じ(2012年、日本)(世界初!!)
上記の計算値は、
惑星を均質な剛体球(角質量係数2/5)として求めたものです。
厳密な角質量係数を用いたとしても、大差がない。
太陽の角質量係数(0.059)は、
2/5からかなり異なるように見えるが、それでも、影響は小さい。
それは太陽の運動量が圧倒的に大きいからです。
惑星の場合もほとんど影響がない。
ほとんどの惑星の角運動量(自転)は線運動量(公転)に比べて無に等しいレベルであり、巨大惑星でさえ太陽に比べればチリのような存在に過ぎないからです。
どんなに正確に計算しても、
太陽に運動量が集中しているという事実に変わりはない(グラフと表を参照)。
- 99.73%:均質な剛体球の角質量係数 2/5=0.4で計算
- 98.40%:公式な角質量係数(太陽0.059など)で計算