Karabiner-Elementsで究極の親指シフト生活を!!

Karabiner-Elementsで親指シフトが超進化!!

2018.03.04(日)〜2019.06.10(月)

KeyRemap4を苦労して改造して実現していたことも、
Karabiner-Elements(ver11.1.0以降)なら、jsonファイルだけで実現できる。
 
そして、何の進歩もないNICOLA配列やTRON配列の欠点を改良しよう。
物理的なキーボードの制約を受けている。
でも、馬鹿とハサミは使いよう。
 
ほんの少し工夫すれば、特別なキーボードがなくても理想に近づける。
 
 


 

KeyRemap4を苦労して改造して実現していたことも、
Karabiner-Elements(ver11.1.0以降)には、
 ・変数(variable)
 ・条件文: variable_ifとvariable_unlessしかない
 ・条件文: device_ifとdevice_unless
 ・to_after_key_up
 ・to_if_alone
Karabiner-Elements(ver11.2.0以降)には、
 ・条件文: input_source_if

この6つだけあれば、後は力尽くで1つ1つリマップするだけです。

to_after_key_upは、リマップして、キーアップした後に、変数を設定したり、別のキーコードを出力することもできる。
keyRemap4にはなかったので、こういうのが欲しかったんですよね。
これは実に役に立ちます。

最初、普通のプログラミングのようにシンプルに書けないかといろいろ試したのですが、
結局、それはあきらめて、現状でできることをやるしかない、と割り切った。

主にμTRONキーボードのために、新TRON配列を移植するのに、2週間かかった。
その後、以下を追加した。
 第2の親指シフト
 「ぱぴぷぺぽ」の第2世代
 拗音「ゃゅょ」の改良
 打ち難いキー『T』『Y』(上段の中央)の再配置
 新NICOLA配列
 数字キーの改良
 
結局、すべてを完成するのに、4ヶ月かかった。
 

μTRONキーボード、そしてX-Bowsで理想に近づく

μTRONキーボードは特別なキーボードだと思うかもしれません。
でも、基本的に普通のキーボードと変わらない。

μTRONキーボード(新TRON配列・新Dvorak配列)

いわゆるエルゴノミックキーボードのような変則的な形ではない。
しかし、そこが良い所です。
 
コンパクトで邪魔にならない。
 
理想に近づいてはいるが、欠点もある。
 
初代TRONキーボードの特長のほとんどを引き継げなかった。
そこが、実に中途半端だった。
μTRONキーボードこそ、X-BowsKBのレベルの設計をするべきだった。
実にもったいない。
 
そして、値段が高すぎた。
 
2007年に発売開始し、10年後の2017年に残念ながら販売終了となった。
それでも、理想に近い、打ち安いキーボードです。
Karabiner-Elementsでカスタマイズしやすいキーボードです。
 
HHKBも悪くはないが、常識にとらわれすぎている。
キーの数が少ないので、カスタマイズしづらい。
そこが残念だ。
 
μTRONキーボードで理想のキー配列を追求した。
 
それをHHKB(JIS)とApple JIS KBにもなんとか適用してみた。
キーの数が少ないHHKB(JIS)とApple JIS KBはカスタマイズ向きではない。 
 
そして、X-Bowsキーボードで、ほぼ理想の形を手に入れた。 
 

キーボードメーカーに期待すること

キー配列をカスタマイズしてみると、キーボードのどこに欠点があるかよく分かる。
 
キーボードメーカーは、キー配列をカスタマイズしやすいかが設計の第一だと言うことを肝に銘じるべきだ。
 
自分の設計が一番だと思うのは、思い上がりでしかない。
 
ハードウェアは単なる器に過ぎない。
器が中途半端だと、使いにくい。
 
物理的なキートップの並び方を少しくらい変えてもすぐに慣れる。
打ちやすければその方が良いに決まっている。
キーボードメーカーは、そういう割り切りが足りない。
つまらないキーボードを売るのは、中途半端で罪です。