仮想Caps Lock

仮想Caps

2018.03.31(土)〜2019.04.07(日)

Capsキーを使ったことがない。
そして、Karabiner-Elementsを使っていて、仮想Capsを思いついた。


従来のCapsキーの欠点

Capsキーを押して、大文字、小文字を切替える。
 
Capsキーがどこにあるかを覚えておかないといけない。
間違って押して、混乱する。
一々Capsキーを押してモードを変えるのが面倒くさい。
どっちのモードなのかをLEDを目で見て確認するのも馬鹿らしい。
 

仮想Capsの基本コンセプト

A〜Zキー(26個)すべてをCapsキーにする。
それが、仮想Capsの基本コンセプトです。
 

仮想Capsの使用開始/終了

 
 仮想Capsを使用する/しないを切替えるには、
仮想Capsキー」(+キーの右シフトケース)を押す。
 
「仮想Capsを使用する」に切替えたと同時に、大文字で打てる(仮想Capsモード)。
「仮想Capsを使用しない」に切替えたと同時に、小文字で打てる(通常モード)。
これは従来のCapsキーの仕様と同じです。
 
ただし、
システム起動後に、初めてシフトキーを押した時点で、
自動的に「仮想Capsを使用する」という設定にするが、
小文字を打つ状態(通常モード)にしてある。
 

同サイドシフト 

同サイドシフトで、例えば、L-shift + aと打つと、
通常モードから仮想Capsモードに切り替わる。
と同時に、大文字Aが入力される。
それ以降は単打で大文字が打てる。
 
再び同サイドシフトで打つと、例えば、L-shift + aと打つと、
仮想Capsモードが解除され、通常モードに切り替わる。
と当時に、小文字が入力される。
それ以降は単打で小文字が打てる。
 
なので、L-shift + aを連打して、
 AaAaAa
のように交互に出れば、「仮想Capsを使用する」という設定になっていることが確認できる。
 

クロスシフト

仮想Capsモードのとき、
クロスシフトで打つと、例えば、R-shift + a、通常モードに切り替わると同時に、大文字Aを入力する。それ以降は単打で小文字が打てる。
 
つまり、どんなケースでも、クロスシフトを使えば、従来と同じ結果(大文字が入力される)になるので、違和感がまったくない。
 
 
通常は、クロスシフトで大文字を打つことが多い。
ただし、親指シフトに慣れると、同サイドシフトで大文字を無意識で打つこともよくあるので、ここは1つの副作用が起きる。
 

1つの副作用(欠点)

例えば、「Apple」という単語を入力するとき、
同サイドシフトでL-shift + aと片手で打つのは、親指シフトの利点ですが、ここで仮想Capsモードになってしまうため、「APPLE」のように入力されてしまう。
 
同サイドシフトは特に左手で打つ癖が無意識にでき上がっている。
それは、右手はマウス操作があるからと言うのが大きい。
 
この欠点も慣れの問題だろう。
 

仮想Capsモードを解除する方法

3通り用意した。
(1) 同サイドシフト
(2) クロスシフト
(3) 英字、全角英字モード以外にする。
 
仮想Capsモードのときに、単打で大文字を打っていて、
次に小文字が打ちたければ、(1)同サイドシフトで打てばそれも含めて小文字になる。あるいは、最後の大文字を(2)クロスシフトで打てば、その次からは小文字が単打で打てる。
 
ひらがなを打つほうが圧倒的に多いので、一々Capsモードだったかどうかを覚えていないものです(カタカナ、半角カタカナモードも同様)。英字モードに切替えた時に、小文字が打てることの方が自然です。
 
英字モードから全角英字モードに切替えた場合は、モードは維持される。
ただし、言うまでもなく、メニューで入力モードを切替えると駄目です。
 

アクセスビリティの複合キーはSSandSにマッチしない

複合キーを有効にすると、SSandSは遅延押下方式を含めて正しく動作しない。
 
SSandS、親指シフト方式、遅延押下は、現実にシフトキーが押しっぱなしするという使い方を多用するからです。これは仕方がない。