「Smart英数/かな」をKarabiner-Elementsで

Smart英数/かな
 Return(TabReturn Back◎), Backspace
 第2の親指シフトSS

2018.03.03(土)〜2019.04.06(土)

英字モードとひらがなモード、カタカナ、半角カタカナ、全角英字
これをスマートに切り替える。
 
第一世代は、親指で6つのキーを操作していたので、カスタマイズ性の悪いキーボードには不向きだった。
第二世代は、4つのキーにすべてを統合するという必然の進化が起きる。
 
究極の親指シフトは、ここに完成する!!
X-Bowsキーボードでもっとも真価を発揮する。
 


 

 

Smart英数/かな (第一世代)

かな+shiftでカタカナモードになるのは暗黙の仕様。
それを発展させたのが、『Smart英数/かな』です。
第一世代は「かな」キーと「英数」キーだけのことだった。
 
Tab, Backspaceは親指シフトの外側にあり、
合計6つのキー(親指シフトL/R, かな, 英数, Tab, Backspace)を親指が担当していた。これは、初代TRONキーボードから進歩がない。
 
英数キー押しっぱなし   → 第2の親指シフトL 
ひらがなキー押しっぱなし → 第2の親指シフトR
 
英数キー :
  英字モード ⇄ ひらがなモード
  これを交互に切り替える。
 
ひらがなキー :
  ひらがなモードを保証する。

 
英数 + shift :
  全角英字 ⇄ 英字
  これを交互に切り替える。  
 
かな+shift :
  カタカナ → 半角カタカナ→ ひらがな
  これをサイクリックに切り替える。
 
 

Smart英数/かな (進化形) 

親指シフトキーの内側にある2つのキーを使って(※1)、
 
  「Return, Return Back◎, Tab
   Backspace, Delete forward
   英数⇄かなかな
   第2の親指シフトL/R
 
を合体したのが、究極の「Smart英数/かな(進化形)」です。
基本はReturnとBackspace。
親指シフトキーに、
 
  「全角英字→英字カタ→半角カタ→かな
 
を割り当てた。これはほとんど使う機会がないので、この割当て方で十分です。
図を見ても複雑そうに見えるが、実際に使ってみると簡単で使いやすい
 
※1: AppleKBやHHKBなどでは内側に1つしかないので、Backspaceは右シフトキーの外側にする。左親指でReturnを楽に打てる方が便利だからです。
しかし、内側に2つのキーがあるキーボードに比べるとバランスが悪く、操作し難い
 

究極の親指シフトの完成! 

親指は、合計4つのキー(親指シフトL/R, Return, Backspace)だけを担当して、すべてをカバーする。
 
究極の親指シフトは、シフトキーだけでは完成しない。
Smart英数/かな(進化形)と合体することで完成した。
 
従来6つのキーを打ち分けていたことが馬鹿馬鹿しくなる。
もう後戻りはできない。
 
もはや、単独の「かな」キー、「英数」キーは必要ない!
 
究極の親指シフトは、最下段中央の4つのキーが左右対称に配置されたキーボード(X-Bows、μTRONキーボードなど)でもっとも真価を発揮する。 
 

究極の親指シフト + Smart英数/かな(進化形)の利点

 
実際に使ってみて、意外だったのは、TabとReturnを同じキーで打てるのが実にしっくり来ることです。しかも、親指で打てるのが最高に使いやすい。流れが自然になる。
 
かわせみ2の変換候補をTabキーで選んで、同じキーで確定(Returnキー)する。
  
ひらがなモードのつもりで、アルファベットを入力してしまったとき、Backspaceで削除し、「英数⇄かな」でモードを変更する。
すべて2つのキーだけを使えばいい。
 
100%確実にひらがなモードにしたければ、「かな」(Backspaceの第2シフトLケース)を叩けばいい。
 
無駄な動きがない
 
単打の「英数⇄かな」、「かな」キーがないのは欠点だと思ったが、実際に使って見ると、直ぐに違和感がなくなった。
 
μTRONキーボードでは元々の無変換キーを左親指で押せる「リターンキー」として使っていたが、この使い勝手が良かった。
 
X-Bowsキーボードは、ホームポジションを内側に移動したことで、親指シフトの外側のキーが遠くなって打ち難くくなった。それを解決するために、この進化形を思いついた。
 
μTRONキーボードも進化できる。 
HHKBやAppleキーボードの欠点もこの方式を使えば、ずっと使いやすくなる。
 
X-Bowsで使い始めてしばらくは、Backspaceが内側にあることに慣れなかった。しかし、数ヶ月経った後、Appleキーボードや長年使っていたμTRONキーボードで打つと、Backspaceが外側にあることに何度も戸惑った。外側にあるBackspaceを何十年も無意識で使っていたのに、たった数ヶ月で内側のBackspaceに慣れてしまうものだと言うことです。
 
そして、やはり、最下段中央に左右対称な4つのキーがないキーボード(AppleKB、HHKBなど)はキーボード失格ということです。
 
何十年使い込んで慣れていたとしても、たった数ヶ月で(実質的には数週間で)新しいキー配列に慣れる柔軟性が人間にはある。
 
つまらないキーボード設計に固執するメーカーは、人間の柔軟さを過小評価している。つまらないキーボードしか売っていないから、それを買うしかない。この負のスパイラルを早く断ち切って欲しいものだ。
 「従来のつまらないキーボード製造禁止法」
を施行するくらいのことが必要かな。
進歩のないものに未来はない。
 

 Returnキーの進化(Return Back◎)

改行して行を空けて、元の行に文章を入力する。
このとき、←キー(左矢印キー)で元の行に戻る。
この馬鹿げた操作を何十年と繰り返してきた。
 
まとめて4、5行改行したときにも、
一々、↑キーで戻るのも本当に馬鹿馬鹿しい。
 
そこで、右シフトの遅延押下◎を使って、Returnキーを叩くと、
改行したあとに元の位置に戻る、というなんとも単純なことを自動ですればいいのだと、やっと気づいた。
 
 「Return Back(改行帰還)」と命名しよう。
 
 
右シフトの同時押下はTabで、その方が優先度が高い。
Return Backを使うことは少ないので、遅延押下◎でいいだろう。
 
この利点は、行の途中で実行することもできることです。
これは親指で楽に打てるReturnキーを最大限に生かす使い方です。
 

第2の親指シフト(第一世代)


Karabiner-Elementsのサンプル(to指定で変数を設定)を見て、思いついた。

KeyRemap4時代には発想すらなかった。
この点でも、Karabiner-ElementsはKeyRemap4を超えている。
 
 英数キーをプレス → 第2の左シフトキー
 かなキーをプレス → 第2の右シフトキー
 
間違ってモード変更しないという利点もある。
 
μTRONキーボードはさらに、無変換・変換キーにも設定する。
こっちの方が打ちやすい。
 
 無変換キーをプレス(単打でEnter) → 第2の左シフトキー
 変換キーをプレス(単打でTab)     → 第2の右シフトキー
 
押している間は、通常の親指シフトと同じです。
押している間は変数フラグを立て、キーアップと同時にフラグをクリアする。
変数フラグによって区別する、というアイデアです。
 

第2の親指シフト(進化形)

最初にX-Bowsでこの進化形を思いついた。
 
 Returnキーをプレス → 第2の左シフトキー
 Backspaceキーをプレス → 第2の右シフトキー
 
このキーは、「英数⇄かな」、「かな」キーでもあるが、間違ってモード変更しないという利点は100%保証される、という意味でも進化した。
 
入力モードの変更よりも、Return, Backspaceの方がよく使う。
だから、単打で打てるのがどちらがいいかは言うまでもない。
 
つまり、これは必然の進化だということです。
これは、HHKBやAppleキーボードなどにとっても利点がある。
 
X-Bowsの欠点がなかったら、この進化を思いつかなかった。
ありがとう、X-Bows!!
 
シフトキーが左右対称であるように、
第2の親指シフトキーも左右対称なのが理想です。
X-BowsとμTRONキーボードは理想的である。
 
X-Bowsの場合は、親指シフトの外側にTab、Back spaceを配置してある。これは、オリジナルのTRON配列に準じているが、そこにも第2の親指シフトを割り当てる。こうして、最下段のほとんどはシフトキーあるいは第2のシフトキーになる。これで特に、右上の遠いキーのシフトケースを右手だけで楽に打つこともできる。
 

第2の親指シフトの用途(第一世代)


 (1) 半濁音「ぱぴぷぺぽ」
  通常の親指シフトはクロスシフト(たとえば右シフトキーを押しつつ左面のキーを打つ)で濁音が打てる。
  それと同じ感覚で、クロスシフトで半濁音を打つ。
 (2) 同手シフトで、小文字(ぁぃぅぇぉヵヶゎ)、拗音(ゃゅょ)を打つ。
  20年以上TRON配列を使っていても、ほとんど使わない「ぇぉ」を覚えられなかった。それは、1つの仕様欠陥と言っていい。
 (3) 通常のキーは、シフトケースと同じ結果になるので、違和感がない。
  例えば、とキー + 右シフト    → ど(濁音)
      とキー + 第2の右シフト → ど(濁音)
 
英数キー、かなキーは、本来、
押しただけで(キーアップする前に)モードが変わってしまう。
それは良いような、悪いような。
 
それは、モードの切り替えが遅かった昔の名残かもしれない。
 
第2の親指シフトの1つの副産物的な利点は、
押しっぱなしにしても、モードが変わらないことです。

 
間違って押したと思ったときは、
長押し後にキーアップすれば、モードは切り替わらないので安心です。
いいね!
 

第2の親指シフトの用途(進化形)

第一世代の機能は、通常のシフトキーの遅延押下あるいは、長押しでサポートする。
そのため、第2の親指シフトを使うケースは少なくなるが、以下に示すことに役立つ。
 
(1) 「Smart英数/かな(進化形)」を実現すること。
これが最大の利点でしょう。
(2) 拗音(ゃゅょ)の中で、唯一、「ょ」だけ第2の左シフトを使う。長押し方式も可能にしてあるが、高速で入力する場合は、左親指だけを動かせばいい。これは第一世代から使っているが、慣れるとすごく打ちやすい。
「ゃゅ」はオリジナルのままです。
オリジナルのTRON配列で遠くて打ち難かった「ょ」は、第2の親指シフトによって救われた。
 
(3) X-Bowsの ホームポジションを内側に寄せたため、中央の2つのキーで4つのキー「もなをす」を打ち分ける。第2の親指シフトがなければ、これは実現不可能だった。