滑り摩擦モデルは出来の悪い作り話
Skid Model is a Poorly Made-up Story
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外力によって回転が起きるのではない(2013年、日本)


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Real Science of Golf







2013.01.10

滑り摩擦モデルとはまさに非科学





滑らなくなった時の速度の意味をまとめると、

  • 速度が5/7倍になると同時に、
  • 全運動エネルギーも5/7倍になり、
  • 全運動量が保存される。

こんな非科学的な偶然が起きるだろうか?

Real Science of Golf

2013.01.07〜10

運動方程式が成り立たないのは、外力が作用していないから
No Outside Forces





式(1)、(2)現実にマッチしない
つまり、「滑り摩擦モデル」が作り話であることは明らかです。


要するに、教科書的な考え方、つまり、並進と回転の運動方程式では、滑っているように見えるこの現象を記述できないということです。


逆説的に言えば、運動方程式が成り立たないということは、すなわち、滑り摩擦のような外力が作用していないということを意味する。


「滑り摩擦モデル」という作り話を捏造したことで分かる最も重要な事実はこの点です。
つまり、ボールが滑っているように見えるこの段階は、外力によって回転が起きているのではない。滑っているように見えて、実は、滑ってはいない、ということです。


これは、「前のめり転がり」の正しさを裏付けている。

Real Science of Golf

2013.01.06〜10

転がりの基本原理に反する





「滑り摩擦モデル」は、転がりの基本原理に反している
<span style="color:red; font-size:12pt">転がりとは接地点回りの回転</span>という基本原理を理解していれば、滑り摩擦モデルのような非科学的な発想を捏造することはなかっただろう。


接地点回りの回転を減速すれば、並進速度も角速度も同時に減速する。
接地点回りの回転を加速すれば、並進速度と角速度は同時に加速する。
接地点に作用する力によって可能なのは、この2つのケースしかない


そもそも、接地点に作用する力によって、並進速度が減速しながら角速度が増加するなどということは物理的にあり得ないので、関係式(1)と(2)という式を立てた時点で嘘が始まっている


そんな嘘が堂々と物理の本に書いてある。
大学の教授がそんな嘘をまじめに書いていることは実に恥ずかしいことです。大学教授自身、そういう嘘の書かれた教科書で勉強して大学教授になったのですから、嘘に気づかないのも無理からぬことです。


しかし、私の説明を聞いた以上、もうそろそろ自分たちの非を素直に認める時でしょう。嘘と知らずに信じてきたことに罪はないが、嘘と分かってなお嘘をつき続けることは大罪だからです。


私自身、30年以上この嘘を見抜けなかったことを自戒している。

Real Science of Golf

2013.01.06〜10

滑り摩擦モデルは出来の悪い作り話





何百年もの間、学者でさえ騙されていたのですから、
そういう意味では、よくできた作り話と言えるかもしれない。
でも、上記のように論理的に考えれば、やはり、出来の悪い作り話です。


そんな出来の悪い作り話に簡単に騙されていたのですから、学者も学生も反省しなければいけない。


教科書に書かれていることをそのまま教えるという形骸化した教育が生んだ迷宮から抜け出せなくなっている。そのことを自覚しなければいけない。


滑り摩擦モデルの式だけを見ると、一見もっともらしいので誰もが騙されてしまうでも、滑り摩擦のときだけ、特別な原理が働いていると誰か言っただろうか?


それなのに、滑り摩擦のときだけ都合のいい解釈をしている。
まったく非論理的な理屈です。


滑り摩擦で説明できない以上、別の原理が働いていると考えるしかない。
何百年という十分な時間があったのに、別の原理が働いていると考えなかったことは想像力の欠如であり、科学者の怠慢と言わざるを得ない。





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