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7.5ft (2.286m)


一般のゴルフ場での典型的なグリーンスピードとStimpmeter



















Stimpmeterの初速Vs(1.83m/s)





初速Vs=6.003937ft/s(1.83m/s)というデータは、
より厳密な計算値で、簡単な実験で確認されている(参考文献[19])。


摩擦ゼロのときのStimpmeterの初速Vn(1.91m/s)





Ball Velocity at Bottom of Stimpmeter(2005)にあるように、Stimpmeterとの間の摩擦によるエネルギー損失を無視したときの初速Vnは1.91m/sとなるので、1.83m/sはエネルギーを約8%も失っていることになる。


\[ {\Large \fbox{ $ \displaystyle{ \begin{align} \frac{1}{2}&mV_{n}^{\hspace{3pt}2}+\frac{1}{2}I\omega_{n}^{\hspace{3pt}2} = m\cdot g_{r}\cdot h\\ \therefore& V_{n}=\sqrt{\frac{10}{7}g_{r}\cdot h} \approx1.91[m/s]…{\normalsize(2-4)} \end{align} } $ } } \]
ただし、hはball-release notchの高さ。


VnVsから真のグリーンスピードを計算することができる。
そのことは、段差の科学で重要なファクターになる。


Stimpmeterの角度は約20deg



角度も、20.5度としているサイトもあるけれども、
本家のUSGAでさえ、約20 degreesと書いているくらいです。
人の手で使うものなので、あまり厳密に考えても仕方がない。

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