驚くべき正確さで計算できる(2011年、日本)







 

 
次に、計測データ(その2)を検証してみよう。
 

加えた正回転はγ0≈ +0.137744

 
 
求めた方程式を用いて、計測データ(その2)計算してみると、

 
いう正回転がかかっていることが分かる
 
真の転がりに相当する正回転はγ0≈0.1832なので、それにかなり近い。
プロのパットと言うことから考えても、実にもっともらしい。
 
この点で、求めた方程式の正しさを示している。
 

「前のめり転がりの距離も正確に計算できる

 
 
計測データ(その2)の回転はγ0≈ +0.137744ということが分かったので、その時の「前のめり転がり」の長さを計算すると、

 
となる。
 
これは、計測データ(その2)の19in(1.583ft)に近い
その差は、わずか0.32967ft(10cm)です。
 
これも、計測データ(その1)の解析と同様に、
測定誤差(解析誤差)の範囲と言っていいでしょう。
 
そして、「前のめり転がり」の長さが、
計測データ(その2)の方が短いという傾向を見事に計算できている
 
\[ {\Large \fbox{ $ \displaystyle{ \begin{align} 前のめり転がりの長さの傾向:\\ \frac{計測データ(その2)}{計測データ(その1)}=&\frac{1.583ft}{1.667ft}\approx0.95\\ \frac{計算値(その2)}{計算値(その1)}=&\frac{1.91267ft}{2.19749ft}\approx0.87\\ \end{align} } $ } } \]
 
この点でも、求めた方程式正確に計算できると言っていい。

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