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言うまでもなく実際のパッティングで役に立つ


芝目の心配をする前に知るべきこと





教科書に載っている問題は、実生活で何の役にも立たない。
学問というのはそういうものだ、と言う声が聞こえてきそうですが…。


これから考えることは、ゴルフのパッティングをするときに役に立つ。
私も、何度となくこの恩恵を受けることができた。
現実に役に立つ問題を解けたことの喜びを感じることができた。
そもそも私がこの問題を解き始めたのもパッティングに対する1つの疑問からだった。


教科書にも載っていないし、ゴルフの本でも同様です。
役に立つことが書かれているものは皆無です。
「パッティングの科学」というような本も何点か出版されていますが、斜面でどのように曲がるのか、どういう狙い方をしたらいいのか、そういう読者が最も知りたいことは一切書かれていない。


ゴルファーは何100年もの間、科学的な知識もないままで、
闇の中をプレーしてきたと言っても言いすぎではない。


パッティングに役立つと言っても、現実はもっと複雑で、
芝目もあるし、理想通り、予測通りに行くとは限らない。
しかし、その前に、基本の理論を知ることは大切です。
それを知っているのと知らないのでは雲泥の差があることに疑問の余地はないでしょう。


ゴルフをプレーする人は数多くいるので、
そういう実生活で役に立つことを学校で教えれば、授業がもっと楽しくなるだろう。
少なくとも、こういう問題が存在するということだけでも学校で教える義務がある、と私は思う。

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