曲がった分だけずらせばいいのか?

誰に聞いても分からないし、どこにも書いてない
『打ち出したボールが例えば30センチ曲がったとして、
もう一度打ち直すときにどれだけズラして打ち出せばいいのか?』
という分かっているようでいて、はっきりしない問題がある。
同じだけズラせばいいと言われることもある。
確かに弱い傾斜の場合にはそれらしい。
しかし、傾斜が強くなるとどうも違うようだということは、ゴルフを経験するとだんだん分かってくる。
でも、なぜそうなるのかは誰に聞いてもはっきりした答えがない。
力学の本やプロゴルファーが書いた本にさえそういうことは一切書いてないし、経験で憶えるしかないというもっともらしい答えを聞いて、次第にこの疑問を疑問と思わないように、自分を偽るようになる。
実際の練習グリーンでの練習で1つの疑問を感じた
私は、実際に傾斜のきつい練習グリーンでパッティング練習したとき、カップの真横から打ってみて、ずれた分だけ上にずらして同じ強さで打ってみたのですが、何度試しても、カップに入らなかった。
私のパッティング技術が低かったことを差し引いても、何かおかしいと感じた。
そして、1つの疑問を持った。
今までの考え方が間違っていたのではないか、と。
それが全ての始まりでした。
物理数学の問題として、簡単に解けるはずだと最初は思ったのですが、それは長〜い道のりの一歩に過ぎませんでした。