HOME > Golf > 転がりの科学 > プロローグ > 教科書に載っている問題

単純な問題しか載っていない



説明不足





斜面での運動という問題として、せいぜい、
球体、あるいは円筒が真っ直ぐ転がり落ち、加速していつまでも止まらない、
という問題を載せている教科書や参考書がほとんどです。


参考文献[11]や[12]は、質点に関して斜面での曲線運動を解いている数少ない本です。私は2003年までこのような本が存在することを知らなかった。


しかし、この本にしても、解は不完全であり、説明不足のせいで、重要な事実を我々が知るチャンスを失っていた
単なる微分方程式の解法問題になっていて、答えを出せるかどうかでしかない。答えの意味を考えるのが本当の科学なのに。


高校の物理で「速度に比例した空気抵抗」と聞いたとき、難しくてどうやって解いたらいいのか分からない、と思った経験がきっとあるはずです。


しかし、『空気抵抗がない』という物理の教科書の最初に出てくる問題も、速度に比例した空気抵抗の問題も、どっちも最も簡単な問題で、
1、2ページの説明で十分なほどです。

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