プロのパットに比べてそれほどの効果はない(2012年、日本)


距離感の基準のパットは約30cm〜1m(2012年、日本)






Ratio of Fall-Foward Roll with No Rotation Added



このグラフを見て、やはり、真の転がりに相当する回転を加えても、それほどの効果がないことが分かる。
真の転がりに相当する回転を加えたとしても、最初から真の転がりになる訳ではなく、前のめり転がりがなくなることはないので、全体的な傾向はだいたい同じになる。


逆に、プロが加える回転(γ≈0.137744)は、数字的には少し離れているけれども、実質的には、真の転がりに相当する回転を加えた場合と遜色ないことが、このグラフと比較するとよく分かる。


究極を求めて、真の転がりに相当する回転を加えるように練習する必要性はない。


確かに、上のグラフを見ると、範囲が狭いので、理想的(理想に近い)ということは言える。
しかし、結局のところ、唯一の基準と言うものは存在しないので、あるレベルで我慢するしかない。


そして、実際に、プロが加えている回転、γ≈0.137744という値は、現に、可能であり、それ以上の回転を加えることはたぶん不可能でしょう。
それ以上の回転を加えても、効果があまりないので、それを追い求めても仕方がない。


私たちゴルファーが目標とするのは、プロと同じ回転(γ≈0.137744)です。
それは不可能ではないし、それが実現すれば、距離感の良いパットも手に入れることができる。


それが、科学的に証明された意義は大きい。


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