傾斜の強さ0〜0.8程度の普通の傾斜では

横方向のズレがピークになるのは約45度方向




普通の傾斜のとき(傾斜の強さ0〜0.8程度)、
横方向のズレがピークになるのは、上り約45度、下り約45度方向に止めるときです。


ほぼ横方向で止めるときにズレがゼロになるから(→

ここ )、
ちょうどその真ん中の45度付近でピークになるというのは、当たり前過ぎるくらいです。
傾斜の強さが0.9を越えると成り立たないが(→
ここ )、普通の傾斜ではそうなるので、憶えやすい。


実際、斜め方向のカップを狙うときが一番難しいと感じていたはずです。


ただし、止まる位置は 上り側は変動がほとんどない のに対して、
下り側は傾斜の強さ0.6〜0.8の変化がかなり大きい。


上りの方がやさしいと言われるが、その客観的な証拠の1つ と言えるでしょう。


でも、私自身は、本当の曲がり方・狙い方を知っていれば、下りの方が易しいと感じています。
上りは強く打つので球足が速い上に、減速が急激で、止まる直前に急に曲がるため、扱いにくいからです。


こんな単純な物理現象なのに、上りと下りではこれだけ大きな違いがある というのは、実に不思議ですね。
経験だけで覚えることはどだい無理 ということ、
理論を具体化するということがいかに大切かということが、この例からもよく分かる。

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