カップの真下に残せ、真横はさけろ、と言われるけど…
意外に単純
カップの真横から打つときの狙い方は、意外に単純です。
左図は横方向のズレがゼロ(同一円周上で止める)の場合に狙う位置と止まる位置がどう変化するかを示し、
右図は真横の位置にあるカップでちょうど止める場合を示している。
左図で分かるのは、傾斜の強さが0.8を超えると急激に止まる位置が手前に近づいてくるのに、
それより弱い傾斜では単純な変化をしていることです。
そして、真横方向にあるカップにぴったりと入れるには(右図)、
傾斜の強さ0〜0.5では、カップの真上を狙えばいい。
しかも、傾斜の強さにほぼ比例した位置を狙えばいい。
曲がるラインの中では、一番狙いやすい。従来の常識に近いので違和感が最も少ないからです。
0.7という結構きつい傾斜でも、それほどの違いはないが、
0.7を超えると、狙う位置は大きく変化していくことがわかる。
カップの真下にボールを残すように打て、とよく言われる。
強目に打っても、弱く打っても、入らなかった後のパットのことを考えると、
斜め上りという最も難しいパットが残ってしまう確率が高い。
強めに打つということは、実際問題として心理的にも難しい。
結局、このようなケースでは、
カップにちょうど止まるように打つのが最も賢い選択と言えるでしょう。
傾斜の強さ0.7を超えるような強い傾斜は普通はないので、全般的に言えば、
真横から打つのは真っ直ぐの上りの次にやさしい。
そう考えれば、楽にパッティングできるでしょう。
真横からのパットは難しいと考えすぎていたということです。